ホロの西洋占星術&カウンセリング

西洋占星術を使ったカウンセリング/ホロスコープ/ルーン/心理カウンセリング/認知行動療法

人間関係…他人優先?自分優先?(パート1)

こんにちは。ホロです。

今回も人間関係やコミュニケーションについて書いてみたいと思いますが、占いの観点も取り入れて、タロットカードの意味とも絡めて説明してみます。
今回はパート①です。

人間誰しも相手との関係性によってコミュニケーションの仕方を変えます。上司やお客さんの場合、彼女彼氏の場合、親の場合、子供の場合、ママともの場合、フォロワーさんの場合などなど・・・
1つの軸として「自分優先か他人優先か」で考えてみると以下のような人間関係が考えられそうです。 

f:id:HoloHolo:20190920155204j:plain

他者優先?自分優先?

①他者のいいなりの関係

奴隷のように理不尽なことも聞かざるを得ない関係です。一番わかりやすいのが暴力団の方々の上下関係。上からの命令は絶対で舎弟は法律違反でも何でもやることになります。ブラック企業もこれに入ります。ノルマ達成絶対とか。。。こういった恐怖で繋ぎとめる関係は長続きしません。

あとはDVの関係。自分が駄目と洗脳されてしまい、正しい判断ができない状況。完全服従。ストレス高いです。

タロットカードで言えば「悪魔」でしょうか?ちょっと違うとすれば、悪魔のカードは鎖が緩めですが、この関係は鎖が取れない状況ですね。

f:id:HoloHolo:20190920155532j:plain

悪魔のカード

②居心地のいい他者依存関係

相手に身をゆだねていれば居心地がいい関係です。
たとえばヒモの状態、言い方が悪いですが親のお金で暮らせていけるニートです。他人や組織に依存して、完全に没個性の世界、同じ価値感の人同士で楽園を作っている世界。居心地は悪くないのでストレスはあまり高くありませんが、人間的な成長がないコミュニティの人間関係です。過保護の子供もこれになります。

タロットカードで言えば「悪魔の逆」。いつでも鎖は解けるけど居心地がいいので出られない依存的な関係です。

f:id:HoloHolo:20190920155606j:plain

悪魔のカード逆位置

③自己犠牲的な関係

自分より他人のために・・・という考えが優先される人間関係です。それだけであれば、次に説明する④の関係にも入ります。③と④の決定的な違いは、「自分より他人を優先する理由」です。③の自己犠牲的な関係はいやいややっている、義務感でやっている状況、④の主体的な関係は自分の意志で主体的にやっているという違いです。
例えば、義務感でやっている親の介護、看護、子育て、ボランティア。

タロットで言えば「吊るされた男の逆」です。逆位置はいやいや縛られている苦痛の状況です。ちなみに。吊るされた男の正位置は縛られている状況を苦痛に感じていません。

f:id:HoloHolo:20190920155648j:plain

吊るされた男の逆位置

④主体的な関係

他者より自分を優先しますが、相手を尊重し、自分を大事にし、言うべきことはきちんと表現する対等の関係です。年上だからとか、学歴が上だから、男だからなど年齢性別国籍関係なく、相手を尊重して自己主張できる関係です。アサーティブな関係とも言います。
自己主張するな、みんな仲良くという教育を受けてきた日本人の苦手なところになります。
タロットで言えば「節制」のカードが一番近いでしょうか?

f:id:HoloHolo:20190920155755j:plain

節制のカード

⑤自分中心の関係

相手を尊重せず自分だけよければそれでいい、自分の考えを押し付けて相手を支配し、奴隷にしようとする関係、もしくは自分に合わない人を排除、迫害してしまう関係です。

タロットで言えば、「皇帝の逆」。立場を利用して権力を行使する暴君でしょうか? 

f:id:HoloHolo:20190920155829j:plain

皇帝のカードの逆位置

 

今回はここまでです。①、②、⑤が不健全な人間関係であることは明白なのですが、③の自己犠牲の関係ははたして目指すべき人間関係なのでしょうか?美徳なのでしょうか?

ということでパート2にご期待いただければです。

holoholo.hatenablog.jp